深夜2時、脳内会議に諸葛亮を召喚したら、人生の考え方が変わった話
人間には、一人で考えてはいけない時間帯がある。
そう、深夜2時だ。
未来への不安。
なかなか結果が出ない焦り。
「この方向で本当に合っているのか?」という疑問。
深夜2時になると、なぜか人生最大の課題を解決しようとし始める。
私も例外ではない。
先日、そんな時間に一人で考え込んでいた。
「事業を作って成功したい。」
「最終的には孤児や難病を抱えた人たちに、スキルを与えられる場所を作りたい。」
でも、ふと思った。
『……本当にそこへ辿り着けるのか?』
すると脳内に、一人の軍師が現れた。
なぜか諸葛亮孔明である。
しかも、やたら落ち着いている。
そして、開口一番こう言った。
『汝は成功したいのか。それとも、成すべきことがあり、そのために成功が必要なのか。』
……深夜2時に飛んできた質問としては、かなり重い。
私は少し考えて答えた。
「後者です。」
すると孔明はうなずいた。
『ならば、不安になるのは当然である。』
私はハッとした。
自分のことだけなら、ここまで悩まない。
自分の先に誰かがいるから、不安になるのだ。
そこで孔明はさらに続けた。
『勝てるから動くのではない。動かねばならぬから動くのだ。』
私は完全に黙った。
確かに、今まで人生で大きく変わった出来事は、すべて「勝てる確信」があったから始めたものではない。
必要だから始めた。
そして気づけば、必要な人や情報が集まり、結果として道ができていた。
私はもう一つ質問した。
「でも、結果が出ないと焦ります。」
孔明は少し笑った。
『焦りとは、未来を制御しようとする心から生まれる。』
……耳が痛い。
未来をコントロールしようとしている。
だから苦しくなる。
すると孔明は、最後に三つの質問を置いていった。
① 志を忘れていないか。
② 今日できる一手を打ったか。
③ 明日のための布石を一つ残したか。
この三つができていれば、その日は勝ち。
私は妙に納得してしまった。
私たちは、つい一年後の結果を評価基準にしてしまう。
でも、本当は違うのかもしれない。
人生を変える人は、一日単位で勝ち続けているだけなのだ。
もちろん、深夜2時に本当に諸葛亮孔明が現れたわけではない。
ただ、一人で考えていると、自分の思考はどうしても狭くなる。
だから私は最近、「脳内軍師団」を作ることにした。
困ったら、自分より賢い人物を脳内に召喚する。
諸葛亮なら何と言うか。
司馬懿ならどう動くか。
未来の自分なら何を選ぶか。
すると、不思議なことに視点が増える。
そして視点が増えると、人は少しだけ冷静になれる。
もし今、未来が不安なら、深夜2時に一人で悩むのをやめてみてほしい。
代わりに、自分だけの軍師を呼んでみる。
案外、その軍師はこう言うかもしれない。
『未来を証明しようと急ぐな。
今日、打つべき一手を打て。』
……少なくとも、私の脳内の諸葛亮は、そう言っていた。
深夜2時、一人で悩むのをやめた。
諸葛亮を脳内に召喚した。
結局、未来を変える方法は一つだった。
「今日、打つべき一手を打て。」
最近、私はこれを人生の合言葉にしている。